2012年6月16日土曜日

ITの威力:ジャズ入門

最近、ジャズがマイブーム。

もともと、ピアノはずっとクラシックだったのだけど、

最近、急にジャズをやりたくなり、本を買ったり、有名な演奏を聞いたりしてる。


そこで凄いな、と思ったのはYoutubeの威力。

こんな入門書を元に、有名なCD/演奏者を調べる。

そしてそれを元に、ウェブで調べれば、大体の物は聞けるようになってる。

そこで、多くの演奏の中から、自分の好みをマッピングしていく。

ついでに有名な曲は楽譜も調べればどこかしらに載ってるから、なんとなく覚えていく。

そうすると、数時間あれば、おおよその全体像が分かってくる。


例えば、トランペットといえばMiles Davisだよねとか、

Bud Powellはピアノトリオの形式を作った偉大なピアニストなんだとか、

まずジャズでは常識の情報が頭の中に入っていく。

その演奏者の中で、僕はこの辺りが好きだなーといのが分かってくる。

僕の感性が反応するのはこの辺り:

Softly as in a morning sunrise -Sonny Rollins

Midnight Blue - Kenny Burrell

Cleopatra's Dream - Bud Powell (下)




とりあえず有名どころに触れてみて、

その中であれは好き、これは嫌い、とやっていけば、

それなりに話ができるようになる。

そうすれば、色んな人と話しながら、だんだん世界が広がっていく。

ジャズ詳しい方、是非、オススメを紹介してくださいね!



さて、ちょっと趣味に入りすぎてしまったかも。ここからが本題です。笑

今回、ジャズ入門しようとしてみて感じたのは、

ちょっとカジッてみるために必要な物は

  • ネット環境(主にYoutube)
  • 1万円くらいの原資(入門書や楽譜・CDなど)
  • 10時間くらいの時間
があれば、簡単に勉強ができる、という事。

決して高いハードルじゃない。



特に、ネットの力は凄くて、
  1. ピアニストではBill Evansが有名らしいと本に書いてある。
  2. Webで検索すると、Youtubeが出てくるので、再生回数が高い物をいくつか聞いてみる。
  3. ついでにWikipediaを調べると、演奏者の背景がちょっと分かる。
  4. Youtubeの右側のリンクを辿って、何曲か聞いてみる。
そして、

"Bill Evansは良いけど、大当たりではないかな。"と感想をどこかにメモっていき、

"次は、Herbie Hancockって書いてあるぞ、どんな演奏だろう?"

と本の次のページを進んでいく。

ついでに、"Cantalope Island"という曲がたくさんヒットするのに気づけば、

Herbie Hancockがこの有名な曲の作曲者である事が分かる。

コード進行は、と気になれば…(以下略)


こんな感じで毎日一時間、一週間もやれば、あっという間に有名な演奏が頭に入る。

一昔前はきっと

例えば中古CD屋さんのオーナーと知り合いになりながら、

少しずつ教えてもらったりしてたんだろうなーと考えると、

凄い事だと思う。


~~~~~~~~~~

ウェブの時代になってから、知識には誰もがアクセスできるようになったのは確実。

でも、だから知識の価値が下がってる、とはならないのかな、と思う。


むしろ、逆で、一人の人間が持ってる知識が生かされる可能性が上がってる気がする。

好奇心旺盛な人とそうじゃない人、

頭が良い人とそうじゃない人との差を広げてる気がする。

今週の僕みたいに、ジャズに興味を持てば、あっという間に知識にアクセスできる。

好奇心旺盛な人は、ジャズに限らず、どんな情報にもアクセスができる。


でも、それは、アクセスしようと思った人だけが得られる特権であって、

日頃から何も考えない人との差が更に広がる。

記憶力の高い人、というか、情報処理能力の高い人は、

たくさんの情報が入ってきても上手く自分の中で整理ができるから、

Overloadせずに、どんどん成長できる。これがウェブ。



例えば、会計処理については細かいルールを覚えてなくても大丈夫だけど、

経理の知識をひと通り覚えたからこそ身につく

「経理的な物の捉え方」という感覚みたいなのは大事だと思う。

同じように、どの世界にもそういう感覚というのはあって、

「理系な考え方」「クラシック音楽の考え方」「ソムリエのワインの向き合い方」

といった、アプローチの方法がある。



ウェブのおかげで、かつてないほどに、多趣味に生きられる時代になってる。

異質な物のかけ合わせから、新しいアイデア、知見、世界が生まれるとすれば、

一つ一つの知識を身につける事の意義は相当高い気がする。

「クラシック音楽を捉える視点で、目の前のワインを考えてみる」とか。

という訳で、真面目に勉強するのは、とても良い事だ!

というのを今日の結論にしようかな。




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